ディア・ドクター
今もっとも才気煥発な西川美和の原作・脚本・監督、笑福亭鶴瓶主演「ディア・ドクター」。
人口1500人の高齢化した過疎地の医療問題をテーマに、失踪したニセ医者と、すっかり信じ込んでいた住民の交流を描く。
鶴瓶の飄々とした演技が、時に厳かで時にインチキな、憎めないニセ医者にはまり役。舞台となった常陸太田の田園風景は、日本の原風景として涙が出るほど美しい。まだこういうところが国内にもあるのだな、と感動。
マイナーな地域が抱える問題だが、同様の問題を抱えている地域が日本中に無数にある、メジャーな問題。うーん、いろんな意味で考えさせられる。
映画館はほぼ満席、見ている人は若いカップルあり、年配者あり。幅広い層の観客ををつかんでいるという意味でも、秀作であることがわかる。
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