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シャネル&ストラヴィンスキー

一昨年がココ・シャネルの生誕125年だったそうで、映画でココ・シャネルが引っ張りだこ。昨年の秋に、シャーリー・マクレーン主演「ココ・シャネル」とオドレイ・トトゥ主演「ココ・アヴァン・シャネル」の2本を観たことは、このブログに書きました。そして楽しみにしていた3人目のココが登場するのは、「シャネル&ストラヴィンスキー」です。

ココ・ガブリエル・シャネルの波乱に富んだ人生は、どこを切り取っても劇的ですが、この映画は、最愛の男性を交通事故で失って心に大きな穴をもちながら、富と名声を手にしていくココが、ロシア革命で家族を連れてパリに亡命した失意の作曲家イゴール・ストラヴィンスキーをパトロネージュした間の、激しいラブストーリーです。

愛し合い傷つけあい、魂を震わせながら、ココ・シャネルは香水「No.5」を生み出し、ストラヴィンスキーは急進的な「春の祭典」の再演を成功。芸術とはかくも厳しい環境から産まれるものかと、凡人は溜息をつくばかりです。

この映画が贅沢なのは、実際のシャネルのアーカイヴをふんだんに使い、この映画のためにカール・ラガーフェルトがデザインしたドレスもあるとのこと。ココを演ずるアナ・ムグラリスは現在のシャネルのミューズですから。当然ながら、シャネルを最高に着こなしていて、シャネルの目指すものが最大限に表現されています。

ストラヴィンスキーを演ずるマッツ・ミケルセンも、知的で繊細で天才芸術家の役がぴったり。でも脱ぐとすごいんです、筋肉が。この方、セクシーな男優として人気だったのですね。「007/カジノロワイヤル」の悪役だった人。

さらに、装飾品にルネ・ラリックの工芸品がふんだんに使われているのも見もの。私のような、装飾に疎いものにも、その美しさはわかりますよ。とにかく、すみからすみまで計算されつくした美しい映画なんです。

結論として思うのは、前述の2作を見た上で、この映画を見たのは正解だった。(逆でなくてよかった。)前2作は、ココ・シャネルの波乱の人生を忠実に再現しようとする伝記的映画の色彩が強かったので、予備知識を得ることができました。そしてこの作品で、映画としての面白さを心おきなく堪能できました。

おススメです!但し、18歳未満は入場禁止だよ!!

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