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坂東巡礼その11~栃木県日光

一昨年の夏より、坂東三十三ヶ所観音霊場めぐりをしています。その前は9日かけて、秩父三十四ヶ所を廻りました。心身ともにきつかった時期に、無心になって秩父の寺社を巡ることで、自分を空っぽにして見つめなおすことができました。やみつきになって坂東を廻り始めましたが、秩父に比べてエリアが広い。公共交通機関を使って日帰りで参ると、最近は一日に一ヶ所がやっとです。冬が終わったので、いよいよ先週末より再開いたしました。

今回向かうは、栃木県で一箇所残していた奥日光の中禅寺です。朝早く出発と思いましたが、いつものごとくぐずぐずし、おまけに目指した東武特急は満席で、東武日光駅にたどりついたのは結局12時半を廻っていました。駅前から湯元温泉行きの路線バスで約45分、雪の残るいろは坂を通って中禅寺湖入り口に到着しました。

春が来たとはいえ、日光はまだ道が空いており、湖畔の観光店もまだ寝ぼけまなこ。店先で日光彫のおじさんに、美味しいお店はと聞いても、ここは観光地だからねえ、そんなに格別美味しいものはないよ、とのお答え。おそばは?ときくと、あそことあそこはまあまあと、そんなに期待するなという口ぶり。背に腹は代えられず、となりの蕎麦屋でゆばそばを注文、期待しなかっただけにとても美味しく感じました。日光の人は朴訥。

さてそこから湖畔を約15分、陽射しはじりじりと暑いくらいです。門前町は、シーズンオフで閉めてるんだか、つぶれてしまったんだかわからないようなさびれた気配の中に、中禅寺の鳥居が現れました。坂東札所十八番、784年に勝道上人によって創建されたお寺、世界遺産に登録された輪王寺の別院です。中禅寺の堂からは、目の前に中禅寺湖、右手に男体山のシャープな威容、向こうに冠雪の山並。心が洗われるような眺めです。

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勝道上人は、男体山に極楽浄土があると考え、何度も挑戦しては挫折。16年かけて漸く登頂に成功し、山の入り口に建立したのが中禅寺です。そして、山頂から眺めて発見したのが、火山の噴火によって川がせき止められできた中禅寺湖でした。明治35年に大山津波が起こって寺社が流され、現在の地に再建。かつて中禅寺があった男体山登拝口には、現在は二荒山神社中宮祠があります。

中禅寺のご本尊は、立木観音。上人が湖上に船出したときに、千手観音が出現。根がついたままの桂の立木にその姿を彫ったと伝えられています。大山津波のときに湖に流されましたが、湖底から浮き上がり再建されたお寺に安置。胴体は高さ6mの一本の大桂、千手は寄木造という珍しい仏像。お顔はやや角ばった丸顔で、目の大きなチャーミングな観音様です。その周りを、源頼朝が寄進した四天王が力強く守っています。

納経をすませたら、もともとは中禅寺があったという、二荒山神社中宮祠にも参りました。日光山二荒山神社本社と同じく、男体山・女峰山・太郎山の三山を祭ります。境内には、男体山奥宮登拝口の山門があり、5月から10月の間だけ、登ることができるそうです。その時期には全国から多数の参拝者が集まるそうで、登ってみたい気もしますが、かつて山津波で寺社が流されたことを思うと、ちょっと恐い。山の霊気に、畏れを感じました。

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実はこのたび、生まれて初めて日光の地に足を踏み入れました。関東で日光に行ったことがないというと、びっくりされることが多いのですが、機会がなかったのです。もっと観光の手垢にまみれた所かと思ってましたが、思ったより素朴。お土産に、塩羊羹と生湯葉刺身を買って帰りました。時間が足りず、世界遺産を訪ねることはできませんでしたので、札所めぐりが終わったら、きちんと温泉付きで観光客をしたい。でもまだ2年はかかりそう。次回からはいよいよ茨城県です。

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