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梅雨の合間にシニア婚の佳き日かな

201006301453000_2 今日は何の日でしょう。2010年上半期最後の月末、ということではなくて、ジューンブライドの大安最終日。そしてなんと、NBCで親しくさせていただいている企画の神様T先生の、結婚式でした。

会場は、アニヴェルセル表参道。若い人にとても人気なウェディングパーティ会場です。新郎のT先生は60代、新婦は40代。集まった人たちからは、やる~、と羨望の眼差しです。

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201006301623000_2 今日は雨かな、と思いきや、よほどお二人の行いがいいのでしょう、きれいな青空が教会を包みます。バージンロードに現れた新郎は、いつもとちがって髪が撫で付けられ、おしゃれなシルバーのタキシード。緊張とデレデレの面持ちに、仲間たちが笑ったり泣いたり。幸せオーラを撒き散らされて、思わずみんなニコニコ。

私にとっては、今年になって二組目のシニア婚への参列。どちらも頗るつきの美人の奥様で、ウェディングドレスの似合うこと。もう一回やりたいなあ、とわが身を顧みずみんな言ってました。円熟味を増した結婚式もいいものです。

アニヴェルセルは、演出がとても素晴らしくて、お料理も美味。建物のインテリアも、洗練されてスマートで、人気の秘訣がよくわかります。仲間が暴走せぬかと新郎新婦はヒヤヒヤだったと思いますが(そして暴走している人がいましたが)、なにせ会場中が大人なので、無礼講で和やかに人生を謳歌したパーティでした。

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わらび座のミュージカル「アトム」

昨日新宿文化センター大ホールで、劇団わらび座のミュージカル「アトム」の千秋楽を観てきました。わらび座の手塚作品は「火の鳥」に続く第二弾。「火の鳥」は、歴史観や宗教観を交えながら、人の心に巣食う弱さを描く深い内容でした。一転、未来のロボット社会を描く「アトム」はどのような仕上がりになるのか、どきどきしながら会場に向かいました。

わらび座の「アトム」は、子どものころに親しんだアニメ「鉄腕アトム」とも、浦沢直樹の「PLUTO」ともちがう、この度のオリジナル作品。舞台は、鉄腕アトムが活躍した時代からさらに過ぎ、ロボットを人間へ絶対服従させるため、人間の半分以下のパワーに制限された未来社会。

科学は進歩して、ロボットは社会になくてはならないパートナー。ロボットたちは純粋な心を持ち人間に尽くしますが、人間の心はすさみ、ロボットを奴隷のように扱い蔑みます。それでもロボットは、夢や希望をもち、友達を大事にするのです。しかし人間は、そんなロボットの心を踏みにじり、ついにロボットたちが立ち上がります。

ミュージカルの主人公は、トキオと呼ばれる明るくて歌や踊りの上手なロボット。新宿公演では良知さんという若い役者さんがゲスト出演していますが、生き生きしてチャーミングに演じていました。また、悪役で出演している速水けんたろうさんは、お母さんといっしょの歌のおにいさん出身。娘が思わず「あ、けんたろうお兄さんだ!」と反応していました。

劇団の皆さんは、秋田のわらび劇場公演、東京新宿公演を終えて、これから兵庫を皮切りに、全国公演の旅に出るのだそうです。わらび座は歌や踊りがしっかりしていますし、内容もメッセージの明快な、大人も子どもも楽しめる舞台づくりが徹底しています。

そういえば鉄腕アトムは原作上、2003年に生まれたことになっているそうですから、既に7歳。実際、人型かどうかは別として、普通の家庭の中にも掃除機だったりおもちゃだったりして、ロボットがいても不思議はない時代となりました。壊れたら当然のごとく廃棄でしょうが、そのひとつひとつもし心があるとしたら・・・。破れたぬいぐるみが捨てられず、泣きそうだった子どものころの気持ちをふと思い出しました。

クレイジー・ハート

アカデミー賞主演男優賞、主題歌賞受賞作品。その割には日本では、公開後も注目されていない映画。公開のタイミングが遅いからか。あるいは、アメリカ南部を舞台におちぶれたカントリー歌手という設定が、日本人にはなじみにくいのか。いい映画なのに。

「クレイジー・ハート」

伝説のシンガーソングライターと言われた57歳のカントリー歌手バッド・ブレイクは、今や落ちぶれて地方のドサ廻り。アルコール依存症で心も身体もすさんだ生活。かつて自分が育てた若者が、今やトップスターというのもプライドを傷つける。

そんなバッドが、サンタフェでシングルマザーの女性記者と心を通わせ、新しい関係に希望を見出す。一度転げ落ちた坂を登るのに、もがき苦しみながら、再生の道を歩み始めるのだ。

普通、映画としてストーリーを成り立たせるには、ステレオタイプな悪人とか、意地の悪い役回りがあるものだが、この映画は珍しいことに、登場する人たちが皆善人。売れっ子になった弟子というのが、また頗るいい奴でまいったな。米国人も、この経済破綻で本当に疲弊してたんだな、と思います。根底に癒しを感じる映画が多いです。

主演のジェフ・ブリッジスは、最も過小評価されている俳優、に選ばれたこともあるというが、枯れ具合といい、歌のうまさといい、とてもセクシー。全体に流れるカントリーも心地よいです。おススメ。

東村山の菖蒲まつり

ここのところ毎年行っている東村山の北山公園の菖蒲まつりがそろそろ終わりに近づいています。ツレは誘ってもなぜか行きたがりません。菖蒲というと、ジメジメした公園のイメージがあるようです。せっかくの梅雨の晴れ間でもったいないので、週末一人で出かけました。

東村山駅から北山公園までテクテク歩くと20分くらい。途中にはまだ結構農家があって、朝どりの野菜を売っています。青空販売は、基本的に100円単位。花を見る前にもう、キャベツやらキュウリやらインゲンやらを購入。

公園に到着すると、今年は花が遅かったのでしょうか、ちょうど見ごろです。たくさんの人が、カメラを構えて撮影中。私も携帯でバシャバシャとりました。ハスの葉も青々として、花が咲くときれいだと思います。

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菖蒲を見たら、さあ、どこを歩こうかな。公園の向こうのこんもりした八国山、ずっと気になっていたので足を伸ばしてみることに。となりのトトロの舞台、七国山のモデルになったところです。

公園の端から小学校の裏のぬかるみを通って、線路を渡るとそこはもう八国山の入り口。小さな森に見えたのに、足を踏み入れると立派な森です。風が渡って、気温が2度くらいちがう感じ。鳥の声がさえずるほうへずんずん歩いていくと、人の姿が見えなくなり、方向がわからなくなりました。トトロを追っかけたメイのような気持ちです。

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201006191230000 不安になってうろうろしていたら突然、ほっこり広場という芝生の丘に出てきました。家族連れが数組、思い思いに過ごしています。鳥のさえずりと木々のさざめきしか聞こえない、不思議な空間です。散歩していた年配のご婦人に道を聞いて、またずんずん。

ここは、東京都と埼玉県の境目。途中、鎌倉幕府を攻めた新田義貞が逗留した跡地という将軍塚の石碑がありました。八国山の標高約90m。1時間くらいの散歩コースですが、とても不思議なスポットです。

八国山の東から街に降りると、そこはきれいな住宅地。歩いていると、きれいな花が咲いていたり、とてもかわいらしい幼稚園を見つけたり。地元の人たちも親切だし、住みやすそうな街だと思いました。

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帰りに、うどんを食べようと思ったら、すごい行列。東村山のうどんって、最近ブレイクしてますね。ちょっと甘めのお汁につけて食べるスタイル。残念だけど、あきらめて帰ることにしました。結局飲まず食わずで家に着くと15時。シャワーを浴びて、新鮮な野菜をサラダにして、冷えたビールをぷわぁ~。今年も満足しました。

トロッコ

一番好きな外国はどこかと尋ねられたら、私は台湾と答えます。数年前、台湾出身の女性と台湾茶の店を開いたことがあって、残念ながら2年で撤退したのですが、短い期間にディープに台湾に通いました。

その頃、不夜城の大都会台北の楽しさもさることながら、自然豊かで素朴な田舎の魅力にとりつかれました。異国でありながら遠い故郷にようやく帰ってきたような、遺伝子が騒ぐような郷愁を感じるのです。そしてそれは大概、日本の植民地時代の足跡に反応しているに違いありません。

そんな台湾の小さな村を舞台にした映画「トロッコ」。深い深い緑に抱かれた古い木造の家並みがスクリーンに映っただけで鳥肌がたちそう。

映画の題名となっているトロッコは、かつて日本に出荷するための木材を山から切り出すのに運ぶ移送手段。過疎化の進む集落の老人達は、日本語を話し、日本名を持ち、日本に対し割り切れない思いをだいている。

そこへ、日本で育った8才と6才の男の子が母と訪れます。彼らの父親はこの村で生まれ育ち、日本に留学して日本人女性と家庭まで持ちましたが、病気で亡くなりました。異国で死んだ父の魂を、実家の老親のもとに連れて帰ってきたのです。

父親を失った家族は、ささいなことで心がささくれ、すれ違います。乱暴なふるまいをしては母に怒られてばかりの長男。子供を抱えて途方にくれる母親。支えを亡くした親子の切ない心を、台湾のやさしいエネルギーがじわりじわりと癒していきます。

これは、究極の癒しの映画。悲しみや疲れを流せたら、また現実へと背中を押してくれます。いささか日本人にとって都合のよい話にも思えますが、台湾の人はどのように見るのでしょう。

それにしても、そろそろ台湾に行きたい・・・!

オーケストラ

今年は見逃せない映画がたくさんあって忙しい。大資本も小資本も、洋画も邦画も、制作者の真摯な姿勢と良心を感じる作品に多く出会えます。観るほうの心持も関係するのかもしれませんが。

もうすぐ上映が終わってしまうと慌てて行ったのが、「オーケストラ」。原題は、The Concert。チャイコフスキーのバイオリン協奏曲が重要な鍵をにぎっています。

主人公アンドレイは、ボリショイ交響楽団の掃除夫。風采の上がらない中年男ですが、かつては天才指揮者と呼ばれていました。30年前の共産時代、ユダヤ人演奏家の排斥を拒絶してその立場を失い、身をやつしていたのです。かつての楽団員たちも、日々を生きることにせいいっぱいで、芸術とは程遠い生活。

ところが掃除中に見つけた1枚のFAXから、偽オーケストラを仕立ててパリで演奏することに。曲目はチャイコフスキーのバイオリン協奏曲。客演には今をときめく美貌の若手ソリスト、アンヌ=マリー・ジャケを指名。無謀な計画には、アンドレイの深く哀しい思いが。

ソ連時代の暗い政治的背景に翻弄された音楽家達の悲哀。ともすれば暗澹としそうなところを、ペーソス溢れる演技で、見る者の心を軽くしてくれます。そして、アンヌ=マリーを演ずるきらきら輝くメラニー・ロランは希望の象徴。美しい音楽が心地よく響きます。

この映画のすごいところは、たくさんのテーマが込められていることです。芸術、文化、政治、共産主義と資本主義、国家、家族、友情・・・。いろんな思いが、名曲に乗って心の中に流れ込んできます。

私にとって、2010年上半期のおススメ映画ナンバー1。家族や恋人など、大切な人とぜひごいっしょに見て欲しい映画です。

サムライブルーとらっきょう

W杯開幕。夜の街の様子は、電車が空いていたり、飲食店に人の気配がなかったりと、普通ではありません。8時ごろに青山通りを歩いていると、雨の夜空にこだまする喚声。パブリックビューイングからの轟きでしょうか。

そして日本VSカメルーン戦。やりましたね、まず一勝。今回は事前の報道が散々なのと、我が家にはTVがないということもあって、そんなに期待はしてなかったのですが、サムライブルーが勝てばやっぱり嬉しい。

昨夜はツレが泥つきらっきょうを買ってきましたので、ラジオを聴きながら、らっきょうの甘酢漬けを作りました。漬け汁となる酢、砂糖、塩、水を煮立たせ、冷ましている間にらっきょうの下拵え。水を張った洗い桶に入れてガシャガシャとこするように洗い、親指の腹を使って泥のついた皮を剥いていきます。

皮を剥くと、白くてきれいな肌が出てきてうっとり。猿になった気分で、狂ったように剥いていきますが、2kgもあると、剥いても剥いてもなくならず。ゲームが終わる頃に、ちょうど下拵えが終わり、漬け汁も冷めました。4Lの保存瓶にらっきょうと漬け汁を入れ、鷹の爪を入れて終了。美味しくできるかな。

時間は深夜となりましたが、日本は勝つし、生産性も高い(?)しで、満足して眠りにつきました。あとは梅だ。。。

生きるとは愛すること、思いやりと想像力と文化

なんど、半月ぶりのブログになってしまいました。具合でも悪くなったか、あるいは会社はだいじょうぶか、などご心配下さってる方もいるかもしれませんね。反省反省、元気です。

先週、社団法人関東ニュービジネス協議会の通常総会の記念講演で、瀬戸内寂聴さんのお話をうかがいました。高齢になられて、もうあまり講演はされていないと聞いていますので、貴重なチャンスと大変楽しみにしていました。

ご自身が書かれた遣唐使を題材にしたオペラが、ドイツで公演されたのを観てきたところなのよ、という寂聴先生は、とても88歳には見えません。背筋のしゃんと伸びた袈裟姿、張りのある明瞭な声、会場の空気を見ながら早口で喋る頭脳の明晰さ。すごいです。

「皆さん、死ぬことは恐いことではないですよ、隣の部屋のふすまを開けるくらいのことなんだから」と先生は言います。

「死んだら肉体は滅びるけれど、魂は愛する人の所に行きますよ。だから恐がることはない。私も死んだことはないから確かなことは言えないけれど。私が死んだら、極楽があるかないか確かめて、知らせてあげます。右の足の親指を引っ張ったら極楽はある、左の足の親指を引っ張った極楽はない。覚えてらっしゃいよ。。。」

とても軽妙洒脱な語り口に会場中が引きこまれ、お腹を抱えて笑いながら、直球が心の中にストンと落ちます。

「生きるということは愛すること。愛するとは、相手の気持ちを思いやること。思いやるには、想像力を鍛えなければなりません。そのためには、文化を高めなければならない」

これは経営者へのメッセージでありましょう。この国は今、大変な時期にある。あななたちがリスクをかけて動き出しなさい、と言われているような気がしました。

「常に挑戦の心を持ちなさい。挑戦した結果、成功しないかもしれないけど、それでも常に挑戦しなさい。心をワクワクドキドキさせること。感動しなくなったときから、年寄りになるのです」

講演そのものにワクワクドキドキした、すばらしい時間を頂戴いたしました。

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