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トロッコ

一番好きな外国はどこかと尋ねられたら、私は台湾と答えます。数年前、台湾出身の女性と台湾茶の店を開いたことがあって、残念ながら2年で撤退したのですが、短い期間にディープに台湾に通いました。

その頃、不夜城の大都会台北の楽しさもさることながら、自然豊かで素朴な田舎の魅力にとりつかれました。異国でありながら遠い故郷にようやく帰ってきたような、遺伝子が騒ぐような郷愁を感じるのです。そしてそれは大概、日本の植民地時代の足跡に反応しているに違いありません。

そんな台湾の小さな村を舞台にした映画「トロッコ」。深い深い緑に抱かれた古い木造の家並みがスクリーンに映っただけで鳥肌がたちそう。

映画の題名となっているトロッコは、かつて日本に出荷するための木材を山から切り出すのに運ぶ移送手段。過疎化の進む集落の老人達は、日本語を話し、日本名を持ち、日本に対し割り切れない思いをだいている。

そこへ、日本で育った8才と6才の男の子が母と訪れます。彼らの父親はこの村で生まれ育ち、日本に留学して日本人女性と家庭まで持ちましたが、病気で亡くなりました。異国で死んだ父の魂を、実家の老親のもとに連れて帰ってきたのです。

父親を失った家族は、ささいなことで心がささくれ、すれ違います。乱暴なふるまいをしては母に怒られてばかりの長男。子供を抱えて途方にくれる母親。支えを亡くした親子の切ない心を、台湾のやさしいエネルギーがじわりじわりと癒していきます。

これは、究極の癒しの映画。悲しみや疲れを流せたら、また現実へと背中を押してくれます。いささか日本人にとって都合のよい話にも思えますが、台湾の人はどのように見るのでしょう。

それにしても、そろそろ台湾に行きたい・・・!

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