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わらび座のミュージカル「アトム」

昨日新宿文化センター大ホールで、劇団わらび座のミュージカル「アトム」の千秋楽を観てきました。わらび座の手塚作品は「火の鳥」に続く第二弾。「火の鳥」は、歴史観や宗教観を交えながら、人の心に巣食う弱さを描く深い内容でした。一転、未来のロボット社会を描く「アトム」はどのような仕上がりになるのか、どきどきしながら会場に向かいました。

わらび座の「アトム」は、子どものころに親しんだアニメ「鉄腕アトム」とも、浦沢直樹の「PLUTO」ともちがう、この度のオリジナル作品。舞台は、鉄腕アトムが活躍した時代からさらに過ぎ、ロボットを人間へ絶対服従させるため、人間の半分以下のパワーに制限された未来社会。

科学は進歩して、ロボットは社会になくてはならないパートナー。ロボットたちは純粋な心を持ち人間に尽くしますが、人間の心はすさみ、ロボットを奴隷のように扱い蔑みます。それでもロボットは、夢や希望をもち、友達を大事にするのです。しかし人間は、そんなロボットの心を踏みにじり、ついにロボットたちが立ち上がります。

ミュージカルの主人公は、トキオと呼ばれる明るくて歌や踊りの上手なロボット。新宿公演では良知さんという若い役者さんがゲスト出演していますが、生き生きしてチャーミングに演じていました。また、悪役で出演している速水けんたろうさんは、お母さんといっしょの歌のおにいさん出身。娘が思わず「あ、けんたろうお兄さんだ!」と反応していました。

劇団の皆さんは、秋田のわらび劇場公演、東京新宿公演を終えて、これから兵庫を皮切りに、全国公演の旅に出るのだそうです。わらび座は歌や踊りがしっかりしていますし、内容もメッセージの明快な、大人も子どもも楽しめる舞台づくりが徹底しています。

そういえば鉄腕アトムは原作上、2003年に生まれたことになっているそうですから、既に7歳。実際、人型かどうかは別として、普通の家庭の中にも掃除機だったりおもちゃだったりして、ロボットがいても不思議はない時代となりました。壊れたら当然のごとく廃棄でしょうが、そのひとつひとつもし心があるとしたら・・・。破れたぬいぐるみが捨てられず、泣きそうだった子どものころの気持ちをふと思い出しました。

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