« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

「悪人」小説と映画

話題の「悪人」。小説「悪人」を読んでから、映画「悪人」を観ました。

小説は、朝日新聞に連載されてたのですね。朝日新聞は取ってないので知らなかった。作家の吉田修一は、2002年の芥川賞受賞作家。あまり関心がなかったので、初めて作品を読みました。

文庫で上下と結構ボリュームがありますが、工夫された構成、読みやすい文体で、あっという間に読み終わりました。大変面白かったけれど、読後感は妙に切なかった。印象に残りました。この作家の他の作品も、読んでみようと思った。

映画は、深津絵里がモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞し話題になったので観客も連日多いです。観客の年齢層も幅広く、新宿ピカデリーはいつも満杯なので、ユナイテッドシネマとしまえんで観ました。

映画も面白かったです。かなり、小説に忠実に映像化されていました。一緒に観たツレも、面白かったとひとこと。居眠りしなかったし。

ただ、先に本を読んでいると、映像を追いながら、頭が次へ次へとストーリーを先読みしてしまいます。どうしても小説のほうが情報が多いので、あ、今端折った、とかいちいち考えてしまう。ミステリーは、先に映画を観るべきですね。結末は、映画だけだと、なんで?と思う人もいるかもしれません。

それと、私はやっぱりさわやかなイメージの妻夫木聡が好きなので、貧しくてネクラで性欲を持て余している妻夫木クンを見るのは、ちょっと辛かった。その点深津絵里は、役になりきって上手です。

二人が逃亡した灯台の風景が、なんとも美しく寂しくて。行ってみたいような、みたくないような・・・。呼子のイカは美味しそう。九州北部のロードムービーでもあります。

食べて祈って恋をして

食べて祈って恋をして

エリザベス・ギルバートが実体験を綴った、同名の書籍の映画化作品。見終わった後映画館のトイレで、30代くらいの女性達が批評してました。

「あれじゃ端折り過ぎて、どうしてそういう心情になったかってところが、原作読んでなければわかんないよねー。面白さ半減だよ」、だそうです。そうか、原作を読んでから映画観ればよかったな。

おっしゃるとおり、話の展開は調子いいっていうかかなり軽いですし、別に感動もありませんが、ジュリア・ロバーツは素敵だったよ。目じりのしわや二の腕も魅力的で、女性のファンが増えそうな映画。

アラフォー女性の自分探し。イタリアのレストランでグルメ→インドのアシュラムで瞑想→バリのヒーリングと新たな恋。コテージに長期宿泊し、自転車で行動する、旅の上級者。

そうです、これはまさに女性誌の世界、グラビアで旅の特集記事を見ているような感覚。目の保養になりました。私も行きたーーーーーーい!(* ̄0 ̄)ノ

山梨視察その2~キングズウェル

201009241604000_2サントリーの工場見学が終了すると、再び車に乗り込んで東に向かいます。富士山を目指すようにして向かい、到着したのは、甲斐市内のKINGSWELL(キングズウェル)。本格的なイングリッシュガーデンを中心に、すばらしいホールとレストランを備えた施設です。なぜここに、こんな施設を作ったのか、経営者の強い想いを学ぶために訪問しました。

201009241608000お城のような門からアプローチを抜けると、正面にレストラント棟が見えてきます。写真には写っていませんが、とんがった屋根の上の風見鶏が歓迎します。

KINGSWELLの中心は、 英国ザ・ナショナル・ガーデンズ・スキーム(The N.G.S)代表でガーデン・デザイナーである、ロジャー・プラッツ氏が監修した、イングリッシュガーデン。庭に出ると、ローズウォークや、小川が流れる白樺林、周囲より2m深く掘り下げたサンクンガーデンなど、3年をかけて造り上げられた庭をしばし散策。春にはお花が咲き乱れ、さぞや華やかなことでしょう。

201009241612000_3 201009241614000_4

自然で落ち着いたお庭にふさわしいコンサートホールは、大理石の床に、木としっくいの壁、高い天井。聞けば壁には、ウィスキーの貯蔵樽として役割を終えたオーク材が使われているそうです。

山梨の地で人々が癒され心を豊かにできる場所を作り、気軽に音楽に親しめる場所を作りたい、とのことで、じっくりと時間をかけて、オーナーがひとつひとつ吟味し、納得のいく施設を構築中。ステージの正面には、近いうちに大きなパイプオルガンが設置されるとか。

積年の夢が形になってきましたよ、この歳になってこんな冒険をと想われるかもしれませんがね、とお話されるオーナーは、74才には見えません。希望に燃える若々しい青年のように目をキラキラさせ、KINGSWELLの経営方針を熱く語って下さいます。実業で成功され、ご子息に経営を委ねたのちの、次なる挑戦です。

201009241632000ホールの暖かく荘厳な質感が、生の音をどのように共鳴させて耳に届くのか体感するために、仲間が舞台でチェロを演奏してくれました。30年ぶりだからね、耳障りだったらごめんね、としきりに謙遜する友人。ちょっとだけ、といってチェロが弾ける社長なんて、素敵!思わず羨望のまなざしです。

お庭とホールを堪能したら、レストランでお食事。イタリアのレストランで長年修行したシェフが、山梨の素材を生かして美味しいお料理をご馳走してくれました。特に、甲州牛のローストビーフが、やわらかくて絶品!201009241830000 201009241945000

ワインは、お料理に合わせて選んだ、ルミエールのスパークリングと、白、赤、そしてデザートに貴腐ワイン。ルミエールは、1885年からワインを作っている皇室御用達の老舗ワイナリーで、モンドセレクション等国際的なコンクールで数々の受賞を誇りますが、日本の食事に一番合うワインを作ることにこだわっているのだそうです。永田町にルミエールの直営店があるそうですので、買いに行かなくちゃ。

地元山梨の創業400年を越える老舗企業の社長さんも駆けつけてくれ、20名近い経営者で楽しく歓談。移り変わりの速い世の中ですが、新しい流れにのりながら、古きものを守っていくには、常にチャレンジが必要であることを伺いました。

東京からやってきた15名は、最終のスーパーあずさで帰京。慌しい日帰りの視察でしたが、実に濃厚で学ぶことの多い1日を過ごしました。迎えてくださった山梨の皆様に心から感謝です。

ミックマック

以前はたくさんの映画館が集まっていた新宿歌舞伎町。伊勢丹周辺の新宿ピカデリー、新宿バルト9に押されて、すっかり廃れてしまいました。寂しいなあ。ひとり気を吐くのは、東急ミラノビル。久しぶりに、シネマスクエアとうきゅうで映画を観ました。

ミックマック

フランス映画です。監督は「アメリ」のジャン・ピエール・ジュネ。シュールでファンタジックな独特の作風で有名です。・・・って、私はアメリを見てないのですが。

実のところ、フランス映画はちょっと苦手。フランス人の、ウィットに富んだ風刺というのに、ちょっとついていけないことが多いのです。何を言わんとしているんだろう、と一生懸命考えて、疲れて眠くなることが多いのです。恥ずかしながら。。。

で、この映画もとても不思議。頭に流れ弾を受けて、九死に一生を得たものの、脳に弾を残したまま失業しホームレスになってしまった主人公と、彼に同情し力になる、廃品回収で暮らす仲間たち。登場人物がみんな不思議なキャラです。からだを折りたためる軟体女だったり、首にギロチンの後が残る男だったり。

ミックマックとは、フランス語でいたずら、という意味。主人公と仲間たちが力を合わせ、主人公の頭をぶちぬいた弾丸の会社と、戦場で主人公の父親が爆死した地雷の会社に、いたずらをしかけます。それはまあ、普通は報復というんでしょうが、ここではそれをあくまで平和的に、いたずら、と呼びます。

武器を作って売る会社があるから、この世から戦争はなくならず、そのために弱者が亡くなったり手足を失ったりしているという深刻なテーマを、笑い飛ばして風刺してしまうところに、フランス人の文化の高さを感じます。私には難度が高かったけれど。うーん、やっぱり、不思議不思議・・・。

山梨視察その1~サントリー白州蒸留所と天然水白州工場

201009241401001 今年4月にオープンし操業を開始したサントリー天然水白州工場がスゴイらしい、見学に行きたい。とtwitterでつぶやいたところ、山梨で会社を経営するNBCの友人が、じゃあみんなで勉強に行こうよ、とセッティングしてくれました。

10時新宿発スーパーあずさに乗車し、甲府で普通電車に乗り換え、12時過ぎに、小淵沢駅に到着。15名の経営者が現地集合。早速車に乗り込み、まずはサントリー蒸留所へ。水の前にウィスキーです。

201009241304000 サントリー白州蒸留所の入り口は、森林公園の入り口のよう。受付の建物もウッディ。まるで遠足に来たみたいだね、と社長さんたちウキウキ。イギリスの森にきたような雰囲気です。(行ったことないけど)。

白州蒸留所は、1973年にサントリー第二の蒸留所として誕生。標高700mという高地にあり、甲斐駒ケ岳の清水を仕込み水として、その名も「白州」というウィスキーを生産しています。麦汁を発酵させ蒸留、樽に貯蔵して森の中でゆっくり寝かせて、美味しいウィスキーが出来上がります。

201009241306000 201009241309000 201009241312000

びっくりしたのは樽焼き。201009241323000ウィスキーは貯蔵するオーク(ナラ)樽により、まろやかな味と香りが醸し出されます。樽は何度も使われるうちに、その効果が落ちてしまうので、そのときには樽を焼いて、再び力を甦らせるのだそうです。その焼き加減が重要で、焦がしてしまったら台無し。樽焼きの実演もありましたが、予想以上に炎があがるので、観客がどよめいてました。

さて続けて、同じ敷地内にある天然水白州工場にバスで移動。こちらは、蒸留所とは風情がちがい、広々とした芝生の中に真っ白な壁とガラス貼りの建物。工場というよりは、近代的な美術館という感じ。工場を建てるときに掘り出した岩が、オブジェのように庭に配置されています。

201009241401000 201009241411000

蒸留所は、さまざまな香りがあり、湿気があり、人と菌の共生を感じましたが、お水の工場は、清潔そのもの。ガイドツアーのお姉さんと警備員さんのほかには、人間の姿が見えません。徹底的にクリーンで、エコな工場を実現。

201009241419000 インタラクション技術を駆使したプレゼンテーションで、工場の内部を移動せずに見学。大きなオートメーションのラインで、ロボットにより次々にボトリングされ、箱詰めされている様子に、「こんな少品種大量生産のニーズがあるのは、今やお水くらいだね。。。」と社長さんたちは溜息。

201009241435000 さて、お勉強の後は、お待ちかね試飲の時間。森が見えるお部屋に通していただき、まずはできたての冷えた天然水を一杯。まろやかで、からだに浸み渡っていくような気がします。

201009241438000 そして、特製ハイボール。白州10年ものを、プレミアムソーダで割ったものです。さらに、白州12年ものを、ロックで。サントリーの方がおっしゃるには、氷はたっぷり入れ、お酒を注ぐ前にマドラーでよくかきまぜると、グラスが冷えて美味しくなるのだそうです。

私がサントリー工場を見学したいというと、みんな口を揃えて、ウィスキーが飲みたいからだろう、のんべだな、とからかいます。でも私はまだ、ウィスキーを飲む習慣はありません。将来の楽しみに、とってあるのよ。今回はあくまで、話題の天然水白州工場を見たかったのです。

でもやっぱり、蒸留所も見ることができて、幸せだった。ウィスキー、美味しかったです。(≧∇≦)

瞳の奥の秘密

映画ネタ続きます。アルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」。本年度アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞作品。

裁判所を定年退職したベンハミンは、25年前に担当し犯人を追い詰めながら、結果的に未解決となった殺人事件を題材に小説を書き始める。それは、銀行員と結婚したばかりで幸せ溢れる美しい女性教師が、暴行され無残に殺された事件。

ベンハミンの人生にも影響を与えた事件を小説に書くために、過去に向き合い探り始めたベンハミンは、次第に真実に近づいていく。それは、当時の上司であり現在は検事となった、イレーネとの関係に向き合うことでもあった。。。

ずいぶん早く犯人が簡単にわかるんだな、と最初は思わせておいて、そこから思いがけない展開をもたせる、おもしろいストーリー。そして、愛とは何かという普遍的なテーマを、陳腐にならずしみじみと考えさせられる、さすがアカデミー賞受賞の作品です。

結末は秀逸。見終わった後、ズーンと後を引きますが、いやな感じではありません。アルゼンチンの建物や町の風情、黒髪と黒い瞳が、なんとも味わい深いです。オススメです。

小さな村の小さなダンサー

観たいと思っていた映画を続けて観ることができて幸せ。何事も健康が第一ですね。

連休2本目は、銀座シネスイッチで。この映画館はかなり選んだ映画を上映してるので、私の感覚でははずれがありません。逆に、ここでやるのなら観ておこうかな、と思うほど、採算度外視です。おかげでいつも空いてて、売店のお茶やビールが冷え冷え。クラッシックな館内もお気に入りです。

小さな村の小さなダンサー

原題はMAO’S LAST DANCER。中国山東省の貧しい農家の7人兄弟の6番目に育ったリーは、毛沢東のエリート教育で徹底的に、舞踊のための基礎技術と肉体を養成され、米国のバレエ団に研修生として招かれ才能が開花。米国女性の恋人と愛し合い、自由な表現を手に入れてのびのびと過ごすリーに、やがて帰国命令がでる。

悩んだ末に、恋人や仲間に支えられ、遂に亡命。しかしそれは、国を捨て両親や兄弟を捨てることにもなる。押し寄せる、両親に対する罪の意識と国家に対する恐怖・・・。

主人公のリーは、少年のころから3人の役者が演じます。少年期、青少年期、青年期とそれぞれの成長と揺らぎがよくあらわされたキャスティングです。成人してからは、英国のバレエ団に所属するツァオ・チーが登場。時代は違えど、リーと同じく中国出身で、北京の舞踊学校で英才教育を受け、西欧(英国)のバレエ団に入団してプリンシパルとして実力を発揮しているだけに、共感できる演技です。

ストーリーは、実在するリー・ツンシンの自伝から成り立っています。私とほぼ同世代。私は大学の第二外国語が中国語クラスでしたが、当時はマイナークラスで、中国は近くて遠い不思議の国でした。毛沢東が来日して述べたスピーチが、全く聞き取れなくて唖然としたことを覚えています。(←毛沢東じゃないよ、鄧小平だ!とマチガイに気がついた10/22)

脳天気な女子大生の頃に、彼の国でリーは、国際社会の荒波の木の葉のようにもまれていたのかと思うと、私は何をしていたのだろうと、ちょっと落ち込んだりもしますが、とにかく感動的で見ごたえのある映画であることは間違いありません。

武蔵野巡礼その6~入間・仏子・元加治

連休中に、武蔵野三十三ヶ所を巡りました。やっと後半です。秋になったからピッチ上げなきゃと思うけれど、やっぱりまだ暑い。とにかくまずは、西武池袋線入間駅へ。北口を出て宅地の間を下って国道を越えると、霞川が流れています。水がきれい。

201009191138000橋を渡り十八番蓮華院。広々としたきれいなお寺です。1200年頃に、新古今和歌集の寂蓮法師が開創したと伝えられています。お庭も優美なお寺です。

再び入間駅に戻り、南口のバスロータリーへ。ここは見覚えがあるぞと思ったら、3年前に茶畑を探しに来てバスに乗ったところだ。当時とちがうのは、三井アウトレットパークができたこと。続々と人が駅から降りてきて、アウトレットパーク行きのバスに乗りこみ、出発していきます。私が乗るバスは、本数少なく30分待ち。

201009191247000 バスに乗ったら十分少々で目的のバス停に着き、坂道を登ること数分、二十番龍円寺。やはり1200年頃の寂蓮由来のお寺らしいが、詳細は不明。境内からは、茶畑が広々と見渡せます。

201009191304000 龍円寺からさらに5分くらいで、十九番東光寺。ご開帳の赤い旗ははためいますが、観音様の姿が見当たらない。本堂では人々が集まり、何事か行なわれているようですが、よく見えません。なんと、ご朱印と散華は玄関の前のボックスに置かれ、まるで無人野菜売り場のようです。もう70以上もお寺を巡りましたが、こんなことは初めてです。

境内は広々として、いかにも村落の中心のお寺という風情。さもありなん、近くの小学校が開校されるまでの間は、この地域の小学校として使われていたのだそうです。住宅地として開けつつある入間ですが、茶業を中心とした農村時代を彷彿させる、お寺の佇まいです。

バスで入間市駅までもどり、お隣の仏子駅へ電車で移動。駅から二十一番高正寺は、街道沿いを歩いて数分です。途中、大きなパチンコ店がつぶれて空き家と化しているのが、街としては痛いです。お寺は、加治丘陵の北斜面の懐に抱かれるようにしてあります。201009191352000

高正寺は鎌倉時代の初期に、この地の豪族である金子氏が開創したそうです。加治丘陵は鉄を産し、金子氏は製鉄業を営んでいた豪族。加治=鍛冶を表しているのでしょう。鎌倉の山寺を思わせる風情なのは、当時の都である鎌倉を意識したのでしょうか。残暑にもかかわらず、本堂前はひんやりとした空気が漂っていました。

201009191420000 201009191421000 さて再び仏子駅に戻り、電車で隣の元加治駅へ。車内から二十二番円照寺の立派な門が見えます。こちらは寺伝によると、1205年に二俣川の戦いで戦死した加治二郎家季を弔うため円照上人が開創し、加治家の菩提寺となった古刹です。江戸幕府の庇護も受け、建築物は洗練され、境内には蓮の花咲き鯉の泳ぐ弁財天の池がありました。

以上で、6日目のノルマは終わり。まだ日は高く、体力も余っていましたから、飯能まで足を伸ばそうか・・・と迷いましたが、無理は禁物。途中で歩くのがいやになってしまったら困りますので、体力を温存して帰ることにいたしました。

武蔵野三十三ヶ所のお寺は、寺伝の継承が少なく、役所もあまり興味がないのかあえて触れないのかわかりませんが、歴史的な背景の説明が欠けています。しかしこうやってお寺を廻っていると、鎌倉時代の前後に大きな権力闘争があり、集落が形成され、産業が興っていったことが見え隠れします。以前より、埼玉県には興味をそそられてきましたが、私の中ではますます関心が高まっています。

トイレット

1ヶ月ぶりに映画に行きました。というのは、ツレが足を負傷して感染症にかかり、1ヶ月間寝たきりになっていたからです。残念ながら、トイ・ストーリー3など夏休み映画をいくつか見損ねてしまいました。まだ完治はしていませんが、もう出歩いてもいいという許可をお医者さんからいただいて、早速映画館に出かけました。

そこで選んだ映画は「トイレット」。最近日本でも、若手女性監督がめきめき実力を発揮していますが、この映画の荻上直子監督も、千葉大工学部出の30代の女性。3年前に鑑賞した「めがね」がとても好きな雰囲気の映画だったので、「トイレット」もぜひ観たいと思っていました。

舞台はカナダのトロント。母親が亡くなる前に日本から呼び寄せた「ばーちゃん」と、パニック障害、オタク研究者、自己中心的な大学生、の3兄妹は、一緒に暮らすが言葉が通じずコミュニケーションがとれない。家族は崩壊寸前です。

しかし、ばーちゃんとの関わりを通して、それぞれが少しずつ自分の中に変化を起こしていくことで、あらためて家族の絆を作り始めます。トイレットという、人間にとってなくてはならない空間を中心において、エピソードを展開させていくところが創造的です。

それにしても、もたいまさこは怪優。ほとんど喋らず、存在だけで演技になるという、不思議な女優さんです。猛暑に疲れた心身に、オススメしたい映画です。

背中でナンパされよう

タイコビクスを習い始めて7ヵ月が過ぎました。タイコビクスとは、和太鼓とエアロビクスを組み合わせたもの。音楽に合わせて大きな太鼓を叩きながら、足はエアロビクスのステップを踏みます。

タイコビクスの効用はいらいろありますが、まず第一にストレス解消。思いっきり太鼓をドーンと鳴らすと、もやもやしたものがふっきれます。都会で大きな物音や大声を出すことは、日常生活にはありえませんから、爽快なることこの上なしです。

また、太鼓を叩くのに肩甲骨をぐりぐり動かしますので、肩凝りがなくなります。以前は肩凝りがひどくて頭痛がしていました。マッサージに行くと必ず、肩甲骨の周りが固まっており、このままでは、○十肩になること必至と言われていました。タイコビクスのおかげで埋もれていた肩甲骨が出てきたような気がします。

さらに、音楽に合わせて手足をそれぞれ別々に動かすことで、脳トレにもなります。最初の頃はついていくのがやっとでしたが、最近は楽しめるようになってきました。

私が積極的に受けている先生のクラスの受講生は、20代から70代(多分)。先生は58歳ですが、人体の骨格と筋肉のしくみの標本のような、鍛え抜かれた無駄のないプロポーションです。京都弁でジョークを連発しながら、科学的に説明してもらえるので、どの動きがどこにどのように効く、ということが頭で理解できます。

しかし頭で理解できることと、体を思い通りに動かすことはなかなか一致しません。マリオネットのような、ぎこちないからだの動きをひとりひとり丁寧に、矯正してもらいます。

そして先生がいつも言うのは、「皆さん、背中でナンパされるようになりましょね」。タイコビクスを通じて正しい姿勢と正しい体の使い方をすれば、年齢にかかわりなく、背中のラインがきれいになること間違いなしってわけです。「ヘイ、彼女、と背中から声をかけられたら、ふりむいてニヤッと笑って驚かせてやりましょ」。

そういって笑いながら受けるレッスンはとても楽しくて毎週欠かさず受けたいのですが、今のところ隔週くらいしか通えてないのが、もっか悩みの種です。

武蔵野巡礼その5~小手指・狭山ヶ丘

201009110930000 休日の午前中、家族がまだ寝ぼすけしている間に、駆け足で武蔵野三十三ヶ所にでかけました。まだ猛暑ですけれど、栗の実は丸々と肥えてきて、確実に秋が訪れていることを感じます。

所沢で西武池袋線に乗り換え、小手指駅で下車。駅前から椿峰ニュータウン行きのバスに乗り、北野天神前で降りてしばらく歩くと十二番全徳寺があります。2010091109350002010091109360001560年開山と言われる古刹です。

全徳寺から住宅地を抜け街道筋に出て約1km歩くと、十四番妙善院。ご本尊は白衣観世音。行基の作といわれています。

201009111016000_3 201009111014000_3 201009111027000_2 境内には幼稚園があり、可愛らしい幼児たちが、山門の周りを駆け回っていました。 私もお寺が経営する保育園で育ったので、なんだか懐かしい感じがしました。境内の前の石灰で引かれた線は、幼稚園の行事のためでしょうね。

201009111037000_2妙善院から十五番松林寺まで、さらに約1km。左右に茶畑が見て、狭山茶どころを実感しながら歩きます。 そういえば以前新茶の頃に、予備知識なしに狭山茶を求めて、西武沿線を家族で彷徨ったことがありました。(⇒そのときのブログ

201009111059001_2 201009111059000_2 松林寺も立派なお寺で、境内はきれいに掃き清められていました。本堂ではちょうど法要が行われるところだったようです。そそくさと拝んでお寺を後に。201009111100000_2

日が昇り、9月とはいえ相変わらずの猛暑。さてここから狭山ヶ丘の駅まで結構あるなぁ、とくじけかけていたところにバスがやってきました。なんと、1日に4便しかないバスに遭遇です。ありがたや、ありがたや・・・。

そろそろ家族が起きて、お腹を空かせているはず。狭山ヶ丘駅で和菓子を買っていると、案の定、「朝ごはん、いや昼ごはん如何に?」という電話がかかってきました。これから帰るから、待っててね。朝からしっかり歩いて、体調は万全の週末でした。

犬バカですみません

娘に禁止されてるんだけれど、今日はペットのことを書きます。我が家のペットは12歳の雌のポメラニアンです。

人間で言えば、もう還暦を過ぎています。年をとれば風格が出て、泰然自若としてくるのかなと思っていたら、最近ますます甘えん坊で、見た目も行動も3歳児そのもの。

家にいるときはいつも私の後ろをついて歩き、2階に上がると階段の下で、きゅいーんきゅいーんと鳴きます。そんなに私のことがすきなのかと思うと、かわゆい・・・heart04

(こういうことを書くと、娘は恥ずかしくて見ていられないというのですが)。

でも歯は抜けて、眼も少し白くにごり、ヒゲはとっくに白髪です。今年の春は、ずいぶんだるそうにしていたし、夏は想像を超えた暑さだったので、この夏が越えられるだろうか、と心配しました。

夏の間、冷房はもちろん扇風機もかけっ放しで空気を循環させ、手作りの餌は牛肉比率をアップ。結果的に夏が過ぎてみると、食欲も増進。ますます元気でかわゆい・・・。

ネットを見ていたら、犬の分離不安についての記事がありました。いつもそばにいる人が出掛けてしまうと、犬は置いてけぼりに不安になって、物を噛むなど問題行動を起こすというのです。夏休みに毎日遊んでくれた子どもが、新学期に学校に行き始めたときなど、そういう現象がおこるそうです。

対応方法としては、毎日同じ言葉をかけてから、出かけるといいのだそう。そのことばを聞くと必ず帰ってくると学習して、安心するのだそうです。

分離不安とは違うかもしれませんが、うちの犬も最近感情がわかりやすいです。昔は誰かが出かけるときには必ず玄関で吠えていましたが、最近は出勤や通学時は吠えません。

行ってらっしゃい♪と優しい顔で見つめてくれます。仕事や学校に出かけるときの服装や行動をパターン学習して、必ず帰ってくると安心しているのでしょうか。家族が帰宅すると、寝てようが食べてようが律儀に玄関に出て、おかえりなさいと歓迎してくれます。

しかし休日に、ごみ出しのために外に出たり、家の前を掃除したりするときは、怒ったように吠えます。休日に家族揃って出かけるときも怒ってます。それこそ、自分だけ置いていかれることに、不安を感じるのでしょうかね。そんなときは、帰宅したときのおかえりなさいの態度も、怒っているように見受けられます。

どちらにしても、もう数年しか生きられない命。心安らかに過ごさせてやりたい、と猫かわいがりならぬ犬かわいがりのこのごろです。

(ああ、娘が読んだら、全く犬馬鹿なんだから、と怒られそう・・・(;;;´Д`) )

APEC関連イベント-女性の経済活動への参画

APEC(Asia Pacific Economic Cooperationアジア太平洋経済協力)が日本で行われているって、ご存知ですか?私ははっきり言って、あーそういえばー・・・という程度の認識でした。世事に無関心ですみません。ヾ(_ _*)

その一環として今月、「APEC女性リーダーズネットワーク(WLM)会合」が新宿区で行われるのだそうで、併せて関連イベントが予定されています。

ボランティアの学生ちゃんが、熱心にPRに来てくれましたので、下記にご紹介します。参加希望は、事務局に直接お申込ください。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

シンポジウム(APEC WLN会合サイドイベントin早稲田大学)
「自分らしく生きる力(キャリア)-女性の経済活動への参画と自立-」

開催日時 : 2010年9月18日(土) 10:00~16:30(9:30開場)
開催場所 : 早稲田大学国際会議場 井深大記念ホール
定  員 : 申し込み先着順400 名(自由席) 入場無料
主  催 :内閣府/男女共同参画推進連携会議/新宿区/早稲田大学

内  容 :
【基調講演】
内永ゆか子氏 (2010 APEC WLN実行委員会実行委員長/ベネッセホールディングス取締役副社長)

【パネルディスカッション】
「未来を拓く私たち女性」
モデレーター 村田晶子氏 (早稲田大学教授/早稲田大学男女共同参画推進委員会副委員長)
パネリスト 熊谷真弓氏 (更生施設「けやき荘」所長)、中山弘子氏(新宿区長)ほか

【グループセッション】※各グループ定員になり次第申込締切
「生きにくさをかかえた女性たちの支援」
「企業の中で進むダイバーシティ」
「脱キャリア構築 ―「行き当たりバッチリ」で切り拓く―」
「アジアと日本をつなぐ女性の力(キャリア)」

<申し込みに関するお問い合せ先>

APEC-WLNサイドイベント・シンポジウム事務局(株式会社ヒップ内)
mail:wln@hip-ltd.co.jp
TEL:03-3370-2411 FAX:03-3370-2017

久しぶりの至福なお茶

201009071749000_2 千歳烏山にある、中国茶の馨華のサロンをお訪ねしました。密集した住宅地の、奥まったところにある古い一軒家。仙川と企業の私有地に挟まれるように建ち、窓からはうっそうとした緑が見えます。蝉の声が響く以外は物音もせず、夏休みに田舎のおばあちゃんの家に遊びにきたような気分です。201009071751000

社長の秦さんは、当初から頑なに無農薬無添加にこだわってきた方。昂じて中国に自社の茶畑をもち、生産から管理しています。かつて茶芸館を経営していた頃、同業者として知り合いました。今の私は茶芸館を閉じてその世界とは無縁になってしまいましたが、秦さんとは1年に1回くらいお目にかかり、情報交換をいたします。

秦さんはときどき、「元気ですか〜」と電話をくれます。なぜかいつも、あまり元気がないときです。今回も会う約束をしながら、体調悪くドタキャンしてしまいました。などというと体の弱い人みたいですが、そんなことありません。バイオリズムが低下してきたころを、感じ取ってくれてるのではないか、と思ってしまうようなタイミングです。

201009071753000 秦さんはずいぶん几帳面で細やかな人だな、と前から思っていましたが、サロンを訪ねて確信を得ました。玄関を入ると、秦さんらしい工夫されたインテリアで、すみずみまで掃除が行き届き、古い木造の家の息遣いがうまく活かされています。書にも親しみ、文化レベルの高い生活が感じられます。201009071748000

201009071835000 しばらくサロンの中をうろうろ見学した後、中国から運んできた大きなテーブルで、ご自慢のお茶を頂戴しました。玉蘭や真珠蘭、桂花などをオリジナルでブレンドした花茶の数々は、「恋文之香」「月夜見」「唯一無二」など美しいネーミング。芽だけを摘んだ黄山毛峰は、仄かな香りが漂い、優しいお味ながらエキスがぐっと濃縮して抽出されています。201009071803000

何種類ものお茶を贅沢にたくさんいただきながら、最近のビジネスや中国の話など、たっぷり情報交換。最近ゆっくりと中国茶を飲むと言う機会がなかったので、久しぶりに堪能し、体の中がきれいになったような気がします。帰りの電車では、お茶で軽く酔ったような、ふわふわした気分で家に帰りましたが、ご飯はどうするの~という家族からの電話で、すっかり目が覚めてしまいました。

201009071757000

暑い熱い週末

9月最初の週末は、少しは猛暑がおさまるかと思いましたら、さらにさらに暑くて、40度近くを記録した所もあったそうで。生きとし生けるもの全てが、生きているだけでやっと。土曜の朝は寝起きが気持ち悪くて、すわ熱中症か、と思いましたが、娘には「三日酔いじゃないの?」と言われ、朝ごはんを食べたら気分がよくなりました。

昼ごはんを食べたら、関東ニュービジネス協議会(NBC)起業家応援コミュニティに出席。関東経済産業局との共催事業で、起業したばかりの方々の抱える経営課題に対して、経験を積んだ経営者たちがアドバイスしようというものです。

起業体験談は、株式会社ピアの佐藤真琴社長。看護学校での体験をもとに、抗がん剤の副作用などで脱毛に悩む患者さんのために、安くて質のウィッグを生産する会社を設立された、極めて社会性の高い注目の起業家です。前評判どおり、明るくて溌剌とした、手足の長いチャーミングな女性で、お話を聞くだけで元気が湧いてくるようでした。

その後、3名の起業家のプレゼンテーション。農業と福祉、IT設備、Webのコミュニティと、どれも世相に合った事業プラン。人前で説明するのは難しいと思いますが、年齢やキャリアを問わず、どの方の発表も真摯で、熱意に溢れています。聞く側も一生懸命考えて、どうやったらもっとわかりやすく伝わるか、市場はどこにあるか、など活発に意見交換。

不況が長引き政治も混迷して、経営者のとっては精神的にも体力的にもきつい経済情勢です。が起業時を思い起こし、0から会社を興すのに必要なエネルギーの大きさを思うと、泣き言は言ってられないなと、自ら反省する機会となりました。

夕方は、高校の同期が10名集まり会食。会場は、中国茶房8赤坂店。北京ダックと紹興酒を楽しみながら、ワイワイとおしゃべりして、楽しく過ごした夜でした。

夏太りにつきダイエット

夏太りにつきダイエット始めました。こう暑いと夏痩せするよと聞きますが、夏が大好きな私は夏太りしがちです。太る原因は、お酒を飲むからであり、さらにお酒に合わせて美味しいものを食べるからです。わかっているなら飲まなければいいのですが、人生の楽しみを手離すことができません。

今年の夏はことさら暑かった(まだ暑い)ので、冷えたお酒が殊のほか美味しく、体重が1ヶ月で1kg増加してしまいました。目標とする体重からは、2kg過多です。しかし急激に減らすとリバウンドが怖いので、2ヶ月で2kg減量を目指します。

というと必ず、痩せる必要はないよとか、痩せると貧弱に見えるから少しぽっちゃりしたほうがいいよ、とか言われます。お世辞か本心かわかりません(多分両方あるでしょう)。一般論としてわかりますし、他人に対しては、私もよくそう言います。

しかし現実問題、体重が増えるとてきめんに足が痛くなり、動くのが億劫になります。家族には、「なんだかだだ茶豆みたいになってきたね」と言われました。1kgでも、チビの私にとっては影響が大きく、体脂肪も増加してぷよんとしてきた感じがします。

食欲の秋はさらに太り、寒い冬は本能に従ってさらにさらに太るにちがいない。その巾を考慮して、ここは一旦引き締めなければなりません。とはいえ夏休みシーズンが終わり人々の活動が活発になってくると、夜は夜で会合等で美味しいお酒や食べ物にありつく機会が益々増えます。

そこで私のダイエット法は、カロリー計算とサプリメントの併用。カロリー計算は、「あすけん」というサイトを用いています。カロリーだけでなく、栄養素のバランスもチェックできます。

私の場合情けないことに、毎日毎日、アルコールとお菓子の摂取を減らすようメッセージが出ます。人間だったら、毎日同じこと言わせるなって、怒りだすでしょう。あすけんのきれいな管理栄養士のお姉さん(ネット上のキャラ)は、懲りずに優しく注意してくれるから、安心してありのままを告白できます。

サプリメントは、スリランカのアーユルヴェーダで糖尿病の治療にも用いられている、「コタラヒム」というハーブを飲用しています。201009011310000 原料は、スリランカ原産のサラシア属トチノキ科の植物で、昔の王様は、この木をくりぬいて作ったカップにお茶を入れて飲んでいたそうです。

私は父親は糖尿病がもとで、心筋梗塞で61歳のときに亡くなりました。糖尿病には遺伝的要素が強いと聞きますし、今のところ正常値の範囲ですが、自分にもそのDNAがあるのではと気にかけています。コタラヒムには糖の吸収を抑制する効果があるそうで、そういう意味でも安心材料です。

実は今夜も、ホームパーティのお誘いが。面子は酒豪ばかりと予測されます。美味しいものをちょっこりいただくよう、自制できるかしら。。。コタラヒムを飲んでそなえるつもりです。

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

Twitter

2013年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

MyFavorite 

  • やまぐちビジネスマッチングin東京ブログ
無料ブログはココログ