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アロエのお色直し

我が家の狭い敷地の中で一番日当たりのいいところに、アロエがいます。コンクリートの上に置かれた小さな発泡スチロールの中に植わっています。母が兄のところから株分けして置いたもので、いつか鉢に植え替えようと思いつつ放置していたら、どんどん巨大になってとても植え替える状態ではなくなりました。

ときどき通りすがりの人が柵の外から覗き込み、「あんな小さな箱でこんなに大きく育っているよ」と呆れて話しているのが聞こえます。最近は花をつけるようになって、花といってもちょっと変な形をしていますが、現在4本の花茎が伸びています。205235454

最近もまたどんどん新しい芽が出てきて、門扉や自転車をグイグイ押してきます。年に1回くらいツレが剪定しますが、今年はやる気配がないまま暮れを迎えたので、私がノコギリを手に断行。まずは、どういうことになっているのか、地面にはいつくばって生態を調べました。

実はアロエが置いてあるところは、ガス暖房機の排気孔の前で、暖かい空気があたっています。そして恐ろしいことに、発砲スチロールの壁を突き抜けて、太い根っこがニョキニョキ何本も飛び出し、周囲の植木鉢やら雑物をどんどん根で巻き込んでいます。さらに、コンクリの上に毛根をカーペットのように広げ、飛んできた土を集めて勝手に地面を作っています。映画「エイリアン」を思い出して、思わず鳥肌が。。。

めげずにノコギリでガリガリ枝を切り落としていくと、トゲトゲが手をチクチク刺して、汁がボタボタ落ちてきます。ヤメテヤメテといってるようで、ゴメンゴメンと言いながら、バッサバッサ。ときどきノコギリの歯も肌に当たって、手の甲や手首が傷だらけ。約2時間格闘し、ゴミ袋4袋分。すっきりしたボディを見ると、大本の茎は太い木と化していました。

ノコギリの歯を当ててるときは、虐待してるみたいで胸が痛みましたが、終わってみるとスレンダーなボディに鶴のように伸びた花枝で、なかなか見栄えが良いわい。傷だらけになった手も、昨夜はヒリヒリ痛みましたが、アロエ効果か今日はもう傷も薄くきれいになっています。

アロエ、恐るべし。Σ(・ω・ノ)ノ!

酔いがさめたら、うちに帰ろう。

酔いがさめたら、うちに帰ろう。」西原理恵子の漫画にもよく登場する、アルコール依存症の元夫、鴨志田穣が、依存症を克服し家族の元に帰った体験を綴った、タイトルどおりの自伝的小説の映画化。

2004年にイラクで殺害された戦場カメラマン橋田信介の弟子で、タイでフリージャーナリストとして活躍。アルコール依存症が原因で離婚。肝機能障害や食道静脈瘤破裂など身体中がボロボロになったが、精神病院に入院して依存症を克服、腎臓癌で亡くなるまでの半年を、家族の元で人間らしく穏やかに暮らすことができたという。

映画の公式サイトにアルコール依存症のことが詳しく書かれています。それによると、日々飲み続けることにより量が増える(耐性の強化)→飲まないと物足りない(精神依存)→汗・悪寒・不安・手の震え・イライラ(身体依存)→関連疾患の併発→死にいたる・・・というプロセスを経ると書いてある。迎え酒ですっきりおさまるのが特徴。

こんなに丁寧にアルコール依存症を描いた映画はないですね。映画の中で医者が、「ほかの病気と違って、誰からも同情してもらえない病気」と言っています。うーん、私も精神依存まで来ているかもしれない。コワイ・・・。

壊れかけた人間と家族の再生が表のテーマとすれば、アルコール依存症に関する啓蒙警告が裏テーマ。どちらにしろ、秀逸です。もちろん私には、後者がグサグサ胸に突き刺さり、反省することしきりだったのですが、その夜もやっぱりお酒を飲んでしまった。ああ、ダメダメな私。こんなに反省させられる映画も珍しいです。(苦笑)

バーレスク

元気の出る映画です。「バーレスク」!

貧しい田舎娘のアリが、歌と踊りを見せるクラブ「バーレスク」でウェイトレスから歌姫に成り上がる。作曲家を目指すバーテンダーのジャックの家に転がり込み、スターであり経営者であるテスの信頼を得て、店のピンチに臨む・・・。

ゴテゴテのシンデレラストーリーですが、主演のクリスティーナ・アギレラの歌がド迫力。ハデハデなメイクと衣装もきせかえ人形のように楽しくて。小さい頃クリスマスに買ってもらったバービー人形にそっくり(昔のバービーのほうがキツネ顔だった)で、天にも昇る気持ちでした。

会社の忘年会を土龍(もぐら)で

2010年も残すところ2週間となった、12月17日(金)の夜、会社の恒例の忘年会を開催しました。会場は、西麻布の「土龍(もぐら)」を貸切に。朝撮れの萩の魚を空輸して仕入れ、センス良く料理してくれる、隠れ家風のお店です。エビゾーさんボコボコのおかげで、西麻布は全国的に有名になってしまってほんとご迷惑だけど、危ない所じゃないですよ。

どんな料理がいいですかー?とオーナーシェフの高倉さんに事前に聞かれ、もちろん新鮮な魚と野菜をメインに!とお願いしました。

しかし、ここのところ山陰は雪が積もったりと天候が荒れて、時化で魚が入らない日が続いているとのこと。前夜もパーティの二次会で飲んだくれて、深夜に恵比寿駅のホームで電車を待っていたら、高倉さんから「今話せますか?」のメール。

ああ、やっぱり魚が入らないのだなと思い、「いいよいいよ、お肉料理でも。土龍の料理は美味しいからお任せしますよ」「肉料理でもいいですね、わかりました、お待ちしています」と会話。翌日会社でみんなに、「残念だねー。お魚が美味しいけど、時化だからあきらめてね」と話しました。

ところが、野菜料理に続いて、お刺身の盛り合わせがドーン!見事なカサゴの煮付けもドーン!東京育ちの多い社員から、うわーっという喚声。

あれっ・・・?時化なんじゃなかったの・・・?なんとお魚さんたち、この日のために時化に備えて萩の水槽で活かされて、東京に運ばれてきたのだそうです。えー、深夜の高倉シェフの電話は・・・、謀ったな!(涙)ウマヅラハギの刺身の肝和えなんて、もう、日本酒なしで食べられましょうか!

この日は誕生日の社員もいて、バースデーケーキも作ってもらいました。ケーキの上にローソクと花火が!「○○才になっちゃったけどみんなに祝ってもらって嬉しいよぅ」と泣くMさんに、私もウェーンともらい泣き。なぜか萩高校の後輩も乱入して、甲斐甲斐しくお酒を注いで廻ってくれてました。(^Д^)

あー、楽しかったし美味しかったし。今年もみんなで無事に越せるかと思うとなんだか興奮しちゃって、カサゴ食べ損ねたのが無念。でも、会社のみんなに、美味しい故郷の魚を食べてもらえて幸せでした。高倉ケンちゃん、ありがとう!

写真撮り損ねたけど、かろうじてケーキの写真を撮ってた人がいので、お見せします。美味しかったよ~。

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ハリーポッターと死の秘宝 PART1

この人、映画見てるしかないのか、と思われそうですけど。映画ネタは忘れないうちに。「ハリーポッターと死の秘宝 PART1」。

ハリポタシリーズは7巻で構成されていますが、映画もいよいよ完結。もったいぶって2部構成になっています。このシリーズ、私にとっては文章が読みにくいのと、映画の画面が暗っぽいのとで、あんまり得意ではありません。だから、本は第1巻で挫折したし、映画はどの巻を見てどの巻を見てないのかよくわからない。

でも、いつ見てもどっから見ても、すんなりストーリーに入っていけるのは、設定がしっかりして揺るがないからだろうな。最初の「ハリー・ポッターと賢者の石」から完結篇PART2まで約10年かけて映画を作れるなんてすごい。ハリーとロンとハーマイオニーの3人の子役たちが、変に崩れたりせずきれいに大人に成長しているのが、なんといってもすごい。

だって、小さい頃可愛い子って、大きくなったら普通になること多いじゃないですか。いくらパーツがよくても、身体のバランスが変わってくるから、イメージが変わったりするのよね。それにこの子たち、世界中から注目されながら多感な10年を過ごして、普通だったら思い違いしたり反発したりするでしょ?なのに、この優等生っぷり。よっぽど周囲が配慮して育てたのかな。

いずれにしろ、成人になった彼らはハリーポッターから卒業するわけで、これからどんな人生を歩むんでしょうね。道を踏み外したりせず、まっすぐ伸びて欲しい、と世界中の人が、親戚のおじさんおばさんのような心持で見つめ続けることでしょうね。

前作を見てなくても本編は理解できるけど、PART1見ないとPART2はつらいんじゃないかと思うから、やぱり見ておいたほうがいいと思います。

ロビン・フッド

暮れに向けて、大型映画シーズンに入ってきました。今年も特に予定はないので、年末年始休暇用に映画をとっておかないとやることがなくなるかな、と思いつつも早速見に行きました。「ロビン・フッド」。

誰でも知ってるロビン・フッドですが、どんな人だったっけ?ここでは、十字軍兵士のロビンが、騎士の暗殺現場に遭遇して死ぬ間際に託された剣を、騎士の故郷ノッティンガムの領主に届けることから話が始まります。そして、リチャード王の死に乗じて侵略を目論むフランス軍からイングランドを救い、弱きを助け強きをくじく英雄として描かれています。

どこまでが史実で、どこからが創作か。どこまでが実写でどこからがCGか。その境目がわからなくなる、完成度の高い映画で、ダイナミックな場面展開。そして、ロビンフッドを演ずるラッセル・クロウは男らしいし、誇り高く意志の強いヒロインのケイト・ブランシェットは、知的なハンサムウーマン。大人を満足させるエンターテイメント。

それにしても、日本もそうなのでしょうが、中世は実に残虐で専横な世界。そんな時代に生まれなくて良かった。w(゚o゚)w

武士の家計簿

予告編を見て、ずいぶんさわやかな映画だなあ、と思って楽しみにしていたのは、映画「武士の家計簿」。

代々加賀藩の御算用者(経理係)として仕えた猪山家が、物入りで逼迫し借金だらけの家計を立て直す、幕末の家族の物語。古本屋で偶然発見された家計簿から、下級武士の日常的な生活をリアルに浮き上がらせたユニークな原作の映画化です。監督は森田芳光。

武芸はからきしだめな、そろばんバカの主人公に堺雅人。妻・仲間由紀恵、父・中村雅俊、母・松坂慶子、祖母・草笛光子、と豪華キャストが勢ぞろい。母も妻も、老いても一向に老けずいつまでも若くて美しいところが、日本映画らしいです。

個人的にウケたのは、お嬢さん育ちのちょっとわがままな母親役の松坂慶子が、友人のS子りん社長にそっくりで・・・。大事にしている着物を息子に売るように言われ、「イヤじゃイヤじゃ」と悶絶する姿なんかそのもので、S子りんに会いたくなっちゃった。( ^ω^ )

板の間に整列して御算用者が一斉にそろばんをパチパチしている図は、かなり清潔で気持ちがいい。しかもそろばんの珠が、上2個、下5個。父が家で使っていたものと同じだったので、とても懐かしく感じました。

予告編ではかなりコミカルな印象ですが、予想以上に真面目な映画。特に、幕末から維新にかけては、時代を反映して暗い展開ですが、家族で安心して見ることができる、かなり健全な映画です。

平山美知子さんと劉薇(リュウウェイ)さん

東京の紅葉も見頃を迎えた週末は、講演会とコンサートで成城学園前まででかけました。先日このブログでも紹介した、「成城 響きあう街」プロジェクト主催です。生まれ育った成城の街がどんどん変貌し、個性を失っていくことを悲しんだ女性が立ち上げた、町起こしが目的の文化事業で、今回が三回めです。

直前に主催者にいろんな出来事があり、集客活動が大幅に遅れてしまったとの悲鳴を聞き、応援をかねて駆けつけました。が、蓋を開けてみれば杞憂で、会場はほぼ満席。内容も、成城の街にふさわしい、品格と温かみのあるイベントでした。

講演会は、東京芸術大学学長を務めた日本画家故平山郁夫氏の妻で、平山郁夫シルクロード美術館館長の平山美知子さん。美知子さんは今年85歳ですが、とても活動的で若々しくチャーミングなイメージ。郁夫さんと知り合ったきっかけは、東京美術学校(現在の東京芸大)の日本画科の同期。

しかし美知子さんは、女子美術学校を中退して東京美術学校の女子第1期生として入学したため、郁夫さんより4歳半年上なのだそうです。だから、初めて会ったときはかわいい坊やにしか見えなかったの、と笑う美知子さんは、きっと美術学校のマドンナだったのでしょうね。

そして美知子さんは、首席で卒業したといいますから、ひょっとしたら、当時はご主人よりも実力が上だったのかもしれません。しかし美知子さんは、郁夫さんと結婚するときに自分の一番大切なものを捧げようと思い、自分に一番大切なものは絵を描くことだと思い至り、筆を折ったのだそうです。

以来50年以上ご主人を支え続け、マネジャーに徹してこられたとのこと。ライフワークとなった、シルクロードの大作の数々も、美知子さんの存在なしには実現しなかったと思われます。もちろん夫婦ですから、常に蜜月というわけではなかったでしょうが、魂で結ばれた同志としての、深くて大きな愛情が感じられました。

講演会のあとは、劉薇(リュウウェイ)さんのヴァイオリンコンサート。劉さんは、まさにシルクロードの蘭州の出身。幼少の頃は中国に文革の嵐が吹き荒れた時代で、娘の将来を思いなにか才能を身につけさせたいと考えた父親が、苦労してヴァイオリンを入手し子供用に改造。西洋音楽が排斥され、楽譜も何もない頃に、ガーゼを挟んで音が出ないようにして、隠れて練習を重ねたそうです。

文革時代が終わると、数百倍の難関を突破して西安音楽学院に入学。卒業後、20年前に日本に留学、桐朋学園大学を経て、ちょうど平山郁夫さんが学長だった頃東京芸大大学院博士課程を修了。穏やかで大陸的なオーラを感じる語り口から発する話は、同世代ながら平和で豊かな時代の日本で育った私には、想像を絶する苦労と並々ならぬ努力に圧倒されました。

曲目は、中国の代表的な作曲家、馬思聡の曲を中心に、中国少数民族の伝統曲や日本の奄美の子守唄、カザルスの「鳥の歌」など。民族を超えて平和をねがう思いを、美しく切ない音色にのせて奏でた演奏。暮れが近づき、厳しく慌しい日々の中で、心が洗われた晩秋の昼下がりを過ごしました。

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