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グッドハーブ

ハーブが好きです。で、ひょっとしてハーブの効能がいろいろ出てくるのかな?と想像して見に行った映画がメキシコの映画「グッドハーブ」。結論からいえば、ちょっと違う内容だった。

ハーブ研究科の母と、シングルマザーの娘。尊敬する知的な母親が、アルツハイマーで壊れていく。不安と恐怖で錯乱する母。母との残された時間を大切にしたいと懸命に尽くす娘。無情にも時は過ぎてゆく・・・

二人を支え介護を助ける初老の女性も、孫娘を失い心にいつも哀しみを抱えています。ときどき、「笑いたくなるタバコ」を吸って心を癒すところが、メキシコって感じです。

最近、アルツハイマーで愛する人が壊れていくのを見守る、というストーリーに触れることが続いてます。物忘れがひどくなってきたので、自分も家族に迷惑かけるんじゃないかと身につまされる・・・。

ハーブに囲まれて暮らす母親のおうちが素敵です。自然のエネルギーに満ち溢れたおうち。でも、ハーブを研究していても、アルツハイマーにはかかってしまうのね。

考えてみれば、メキシコの映画を見るのは初めてだ。珍しい映画でした。

水曜日のエミリア

今年のアカデミー主演女優賞、ナタリー・ポートマンの映画「水曜日のエミリア」を、ヒューマントラスト有楽町で鑑賞。女性の幸せって何だろう、と考えさせられる、女性におすすめしたい映画です。

NYの新人美人弁護士であるヒロインは、上司と不倫し妊娠して略奪婚。8歳になる先妻の息子は両親の間を半分ずつ暮らす。ヒロインは毎週水曜日、先妻の息子をセントラルパークに迎えにいくが、周りの母親たちからは白い目でみられ、生意気な息子ともうまくコミュニケーションがとれない。そのうえ、希望の星の赤ちゃんは、生まれてすぐ死んでしまう。

好きな人をゲットして幸せになれるはずだったのに。全てを手に入れたように見えても、手のひらからこぼれ落ちる幸せ。心に葛藤を抱えたヒロインは周りの人をも傷つけ、愛する人との間にも亀裂が生じ始める。

いかにも女性を敵に廻すような自己中心的で独善的なヒロイン。しかし話が進むにつれ、抑圧していたトラウマが表層に現れていき、自分で自分をコントロールできないヒロインの姿にいつのまにか感情移入させられるところが、ナタリー・ポートマンのうまさ。

ヒロインに夫を奪われた有名産婦人科医であるヒステリックな先妻、ワガママな継子、浮気症の父親と懲りない母親など、登場人物はみな一難あるが憎めない人たちばかり。みんなにいい人であろうとする夫役が、この場合一番損な役回りなのである。

ところで、ヒューマントラスト有楽町は初めていきましたが、きれいで座り心地のいいミニシアターでした。上映する映画もいい作品を選んでいると思われ、今後はちょくちょく利用しようと思います。

コクリコ坂から

ジブリの夏の映画「コクリコ坂から」を観ました。

舞台は東京オリンピックを翌年に控えた1963年の横浜の高校。生徒達の部活の巣窟である古い会館の建て替えを巡って、生徒達が立ち上がる。なりゆきで運動に巻き込まれたヒロインの恋が、時代背景に絡めて展開します。

ある世代のある層の人達には、とても懐かしい青春ストーリーだと思います。ただ、それ以外の人々には、理解ができなくて感情移入が難しい映画。レイトショーで見てた若い観客たちは口々に、よくわからないと言ってました。私にもちょっと厳しい。

もうちょっと、普遍的なテーマに落としこむことは出来なかったのでしょうか。ネタバレになるからあまり触れないけど、会館建て替え阻止の解決方法が納得がいかない。学園闘争にしては、体制に媚びたお利口さんな手段に出たね。

・・・と、ここまで書いて公式サイトを見たら、原作は1980年頃のなかよしに掲載され、不発に終わった漫画らしい。たしかに、昔懐かしい少女マンガの要素がたくさん。それを、現代にふさわしく作り直した、ということのようです。

ジブリらしいといえば、絵はとてもきれいで、空間の奥行きがあります。

奇跡

お薦めの日本映画は、是枝裕和監督の「奇跡」。親が離婚して福岡と鹿児島に離ればなれになってしまった兄弟の話。

九州新幹線開通の日に、つばめとさくらが最初にすれ違う瞬間に奇跡が起こる、というウワサに、親がよりを戻して皆で暮らせるようにと願いを託す、切ない子ども心を描いた映画。

主演はまえだまえだの前田兄弟。(私は今回初めて知ったんだけど、すでに有名な子役芸人なん?)責任感の強いお兄ちゃん、お調子者の弟の役回りは、本物の兄弟だけあってとても自然。泣かせる映画かと思いましたが、意外にさわやかで軽妙な展開で、気持ちのよい映画でした。

子役の中で一人だけ、妙に大人っぽい女の子がいて、不思議な空気を醸していましたが、本木雅弘の娘だって。つまり、内田裕也と樹木希林の孫。おばあちゃんとの共演よかったね。

海洋天堂

この夏、私の一番のお薦めは、中国映画「海洋天堂」です。

自閉症の息子と二人で生活する父親を、ジェット・リーが演じます。父親は肝臓がんの末期で、息子を一人残していくことに不安を感じ、施設に預けようとしますが、うまくいきません。

いっそのこと、一緒に天国にと思っても、息子には息子の意思があり、人生があります。自分の命の灯が消える前に、なんとか息子が一人で生きていけるように、父親は渾身の愛を注ぎます。

ジェット・リーといえば、ハリウッドでも大活躍のアクションスター。小柄な身体と並外れた身体能力、人懐っこい笑顔で、スクリーン一杯に跳びはねる姿のイメージ。

しかしこの映画では、息子の世話に明け暮れ、病気を抱えて疲弊した中年の男性を静かに演じ、いつものスーパースターの面影はありません。ただ一重に息子の行く末を案ずる、優しい父親の姿です。

息子を演ずる文章(ウェンジャン)の演技も秀逸です。清らかな心、繊細な神経、自分の世界を表現します。水泳がとても上手いのは、吹き替えなしだろうか。

舞台は南洋の街で、青い海が美しく、坂の多い街並みも興味がわきます。女性監督ならではの、優しくて辛抱強い父性の描き方。とてもバランスのよい映画と思いました。

心が浄化されるような映画で、二回見ると理解が深まりました。音楽は久石譲です。

海洋天堂

山梨視察第2弾その1~印傳屋

昨年の9月、NBC の仲間たちとサントリー白州工場とキングズウェルを視察しました。そのときのディナーで山梨の経営者の方たちと交流し、次回は山梨県の東部の伝統企業を見学しよう、という話が持ち上がりましたが、1年もたたないうちに、この度実現の運びとなりました。目的地は、400年を越える印傳屋と明治18年創業のルミエールワイナリーです。

Dsc_0415 集合は甲府駅13時半。新宿から特急で約90分の近さなので、私は少し早い電車で行き、甲府舞鶴城の城跡公園を散歩しました。甲府は何度も来ていますが、城跡は初めて。天守閣から眺めると、正面に富士山が見えます。NTTの電波塔が絶景を邪魔していて惜しい。それにしても、暑いなぁ。

甲府駅からはマイクロバスで、まずは川田町アリアの印傳屋本社工場、そして印傳博物館へ。印傳屋は天正10(1582)年創業。家長は代々上原勇七を名乗り、現在の社長で十三代。やがて十四代を襲名される上原専務が我々を迎えてくれました。

Dsc_0418_4 工場では、印伝の職人が商品をひとつひとつ手作りで作り上げる過程を、ガラス越しに見ることができます。写真は鹿皮の表面をなめらかにする焼き擦り工程。さらに、昔のガリ版のような印刷機で、一枚一枚鹿皮に漆を載せていきます。さらに、大きな筒に鹿皮を貼って何時間も燻して模様をつける燻べ(ふすべ)という方法もありますが、こちらは漆付けよりも手間がかかるため、値段もその分お高いそうです。

これまで、印傳屋の商品は高くて買えない、と先入観がありましたが、実は充分手が届くお値段。ビニールのような素材に機械で印刷しただけの高価な海外ブランド品に比べると、これだけ手がかかっているならむしろ安すぎるともいえます。デザインも、トンボや青海波など日本伝統の絵柄だけでなく、若い人向けの洗練された柄や形など、いろいろ努力を重ねているのがわかりました。

甲州印伝は、ジャパンブランドとしてまだまだ伸びる可能性がありそう。素材が丈夫で軽くて優しい手触りですから、いろんな商品が開発できそうな気がします。コートやドレスなど、ファッションにも生地として活かせそうです。私も今は、いただきものの名刺入れを使っているだけですが、次回ハンドバッグを買うときは、印伝もいいなと思っています。

ゴーヤ日記その3~花が咲きました!

Dsc_0466_2 朝早く、行ってきますと出かけたはずの娘が、またドアから顔を入れて叫びました。

ママー、ヘチマの花が咲いたよー!ヽ(´▽`)/

・・・ヘチマじゃないよ。ゴーヤだってばー(-ε-)

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

5日前のゴーヤ日記その2では、花が咲くのはまだまだ当分先のことだと思ってたんです。

ところが、梅雨明け後の猛暑続きで、ゴーヤは水をゴクゴク飲んで、すくすくと伸びてます。そして今朝(7月13日)、待望の最初の花が咲きました。うれしいなぁ~~~

想像に反して、最初に花を咲かせたのは、ダントツに伸びてる第1号ではなく、そのとなりの第2号でした。

ゴーヤは雄花と雌花があって、受粉して結実するそうです。中心の形状から、この花は雄花と見た。雌花の出現が待ち遠しいです。

緑のカーテンにはまだ程遠いけれど、ここ数日のゴーヤの成長の速さには目をみはります。種を蒔いてからほぼ1ヶ月。次は、実がなったらご報告しますね♪

サンザシの樹の下で

先週の土曜日、なんとなんと、まだ7月上旬と言うのに梅雨明け宣言。平年より12日早いそうです。身体が溶けそうに暑い、いや熱い。猛暑の中、鉢いじりをしたらすっかり疲れてしまって、汗をダラダラかきながら昼寝。夜になってごそごそと、新宿にでかけましたら、すごいヒトです。みんな、節電で家にいても暑いのかな。

中国の純愛映画「サンザシの樹の下で」を鑑賞。文化大革命の時代の、純愛物語。中国系アメリカ人作家エイミーの同名のベストセラー小説を、国際的に活躍するチャン・イーモウ監督が映像化。主役がこれまた、天然記念物のような清純で美しい男女。昔の日本映画を見るような、一点の濁りもない、情緒的でとても美しい映画です。

公式サイトによると、文芸作品としてはこの10年で最高の興行収入という大ヒットで、中国全土が涙した、というのが謳い文句。しかし、私はもう心が濁ってしまっているのか、このストーリーでは泣けないなぁ。少女マンガのような、非現実的なロマンの世界のような気がする。豊かになった中国の人々にとって、文化大革命の時代はもう遠い過去ということでしょうか。

猛暑の中で、清涼飲料水をのむような爽やかさ。避暑的映画です。

ゴーヤ日記その2~プランター植え替えとネット張り

Dsc_0341_1_2 6月4日から育て始めたゴーヤ。根が出たゴーヤの種を、6月10日に育苗ポットに植え、発芽させた経緯は先日のブログで述べました。ポットに植えた種は20個。発育の悪い種は間引きを覚悟して、15ポットに植えました。それから約2週間、最終的に双葉の間から本葉が出たのは16株。早い株はもう、本葉も3~4枚、つるも出始めています。そこで6月26日、まず半分、成育のよい8株のプランター植え替えを実行することに。

その日はとても暑い土曜日で、高校の同期が青山一丁目に集まり昼食会でしたが、私はアルコールを封印。帰りに中野の島忠に立ち寄りました。必要なものは、長さ65cm プラスチック製のプランター、鉢底石、園芸用土。ひとつのプランターに約12リットルの土が必要ですが、これが重いのなんの。8株分4個のプランターと土を用意するのに、土曜日2往復では間に合わず、翌日の午前中も土を買いに西友に。もうそれだけでぐったり。費用も4千円くらいかかりました。

Dsc_0343_1 Dsc_0345_1 Dsc_0353_1 Dsc_0354_1

植え替えは、まず水はけをよくするために、プランターに底石を敷き、その上に土を7割くらいまで入れます。育苗ポットは土に帰る素材のもものなので、プランターの両端に軽く穴を掘って、そのままポットごと埋めます。さらに土を加えて軽く押さえて終了。水をたっぷりやって、家の塀の前にプランターを4つ並べると、なかなか気持ちのよい眺めです。Dsc_0357_1

そこからさらに1週間は、連日30℃を越える真夏日。プランターの株がどんどん成長して、つるが伸びて地面を這い出すものも出てきました。ネット張りを急がなくちゃと焦るものの、世の中はグリーンカーテンブームで、ゴーヤ用は欠品続出。ゴーヤ仲間と情報交換しながら、アマゾンと楽天で見つけて早速注文。ネット代は余分なものも含めて結局1万円くらいかかってしまった。

7月2日、最初に残りの8株をプランターに植え替え。途中石と土が足りなくなって、西友へ。これが一番つらい作業。重い土を運ぶと腰にきます。全部植え終わったら、ネット張り作業。アマゾンで買った支柱とネットのセットを、娘に手伝ってもらって組み立て、西日のあたる壁にセット。一番成長の早い4株のプランター2個をネットの押さえになるよう置きました。これを、1号~4号と呼ぶことにします。Dsc_0380_1

翌日曜日は朝から残りのネットの設置。なかなか引っ掛けるところがないので、二階から吊るし、横幅は180cm を3枚つなぎました。なんとも大げさな、壁一面のネット。果たしてこんなに育つんでしょうか。ともかくも、5号~一番貧弱な16号まで、カーテンの準備万端です。

ついでに、本葉が6枚くらい出た株は摘芯という作業をしました。親芽の成長点を摘むことで、脇芽に栄養を与え、子つる、孫つると増やしていくのだそうです。Dsc_0397_1

さて、種を育て始めてネットを張るまで約1か月。子育て同様、ワクワクドキドキでしたが、これからどんな風に育つんでしょうか。とにかく水をたっぷりとは、先達のアドバイス。花が咲いたら、またブログでご紹介いたします。

SUPER 8

ここのところゴーヤの世話に忙しくて(?)、ブログをしたためる余裕がありませんでした。でもやっとネットを張ったので、あとは水をやって伸びるのを待つのみ。心置きなく映画を観にいきましたので、早速ブログに。

この夏、ハリポタと並ぶオススメ「SUPER 8」、スピルバーグ制作エイブラムス監督の大作娯楽SF映画。主人公は思春期の子ども達。淡い恋に胸ときめかせながら、親にも甘えたい年頃の少年少女が、パニックに巻き込まれ困難に立ち向かいながら、成長していくというお話。

映画は主人公の少年が、母親を事故で失いお葬式でしょんぼりしている寂しいシーンから始まります。仕事一筋の父親と思春期の息子の二人暮らしが、いきなりこれから始まることを想像すると、見ているほうも先行き不安な心持に。

場面は変わって、最初の見所は列車事故シーン。ドッカーン、バキーン、ピュー、バコーン、ガチャーン・・・3Dかと思うようなド迫力。そのうちに、たんなる衝突と爆発だけでない、異様な音と不自然な物の動き。何かの気配はあるけれど、それが何者か、は最後の最後のほうまで姿を現しません。そのひっぱりかたが絶妙で、恐怖心が募ります。ネタバレになるから、これ以上には話せない。

子どもでもない大人でもない少年少女たちには、ノスタルジックを感じます。人生のうちのほんの一瞬の、ガラスのような壊れやすい時期。ヒロインを演ずるエル・ファニングは、朝日を浴びたガラスの破片のように、キラキラと反射して美しい。今からこんなに美人だったら、大人になったらどんなになるんでしょ。

時代設定は、1979年。ウォークマンがデジタル時代前夜を予感させ、流れる音楽に懐かしさを感じます。大人も子どもも楽しめる、計算しつくされた映画つくりはさすが。スピルバーグ作品ってだけで辛口評価も多いけど、私は好きだなぁ。恐いけどほのぼのするって珍しいと思います。

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