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日輪の遺産

久々にブログ更新しましたら、ありがたいお言葉を頂戴したので、調子にのってもう一本、映画の感想をアップします。

浅田次郎原作「日輪の遺産」。監督の佐々部清さんが山口県出身で、同郷の社長のネットワークで事前に講演会が開かれたこともあって(講演は聴きそびれたんですが)、公開前から注目していました。

敗戦の色が濃厚となった終戦直前、将来の日本を復興させるための軍資金として、陸軍上層部はマッカーサーの秘密の財宝を奪取し秘匿することを画策。日本の未来をかけた非情な使命を指揮する真柴少佐、小泉中尉、望月曹長と、疑うことなく指示に従って労働する愛国精神に満ちた少女20人及び平和主義者であるその担任の、苦悩とふれあい。

重責と良心の狭間で苦悩する真柴少佐を演ずるのは、堺雅人。懊悩を滲ませた笑顔が好きな俳優。福祉誠治、中村獅童、ユースケ・サンタマリアも、配役にピッタリなキャスティング。20人のあどけない少女達も熱演も胸を打ちます。

この女学校は、どこがモデルだろう、お宝を埋めた防空壕はどこだろう、と想像を働かせながら映画を見ました。ひょっとしてこの宝を掘り返せば、東北の被災地の復興に使えるか、などと妄想が働きましたが、あくまでフィクション・・・ですよね?

フィクションと思っていても、その時代に思いを馳せれば、やはり悲しく暗い歴史が想起されやるせない。ちがう終わり方もあったのに、こういう結末にしたのは、戦争をきれいごとにしてはいけない、という作家の思い入れでしょうか。

ただ、国家の描き方がもうひとつ解せない。国家の意思はどこにあるのか。この作品に対する、というよりは、自分が疑いもなく生きてきた社会に対する疑問ともいえるのですが。まだ原作を読んでいませんので、そのあたりを頭の片隅におきながら、読んでみたいと思います。

ミケランジェロの暗号

ひさしぶりのブログです。いい映画を観ました。「ミケランジェロの暗号」、オーストリアの制作スタッフ、主演のモーリッツ・ブライプトロイは、ドイツの俳優です。

時代は、ナチスがオーストリアに侵攻した時代。ユダヤ人画商一家は、ミケランジェロの絵を代々所有していたがために、ドイツとイタリアの同盟の取引材料として、全ての財産を没収され、収容所送りとなる。画商の父親を殺された息子ヴィクトルは、母を救うために一計を案じ、一世一代の大勝負にでるが・・・。

ドイツ、オーストリアにとって暗い歴史である、ナチスによるユダヤ人迫害の事実を、ぎりぎりのところで、ユーモア交えたセンスのよいストーリーに仕上げてあります。決してハリウッド的な派手な映画ではありませんが、脚本と演技の質の高さを感じました。

上映劇場が少ないのが残念。私にとって、今年見た映画のTOP5には確実に入る映画です。

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